KO-SHI KAI

講志会

オルファ株式会社 代表取締役社長

岡田 真一SHINICHI OKADA

カッターナイフ一筋で強い会社でいつづける

子ども達には色んな経験をさせてあげたい。「切る体験」はものを作るのに大切ですし、そういう体験が子どもの夢を広げて行くと思うんです。

会社のことを聞かせてください。

オルファ株式会社のスタートは私の父が創った岡田商会です。
父は子どもの頃からナイフやハサミを使った工作が好きだったそうです。
オルファの社名になった”折る刃”のヒントは、父が印刷会社に勤めていた頃、父はいつも、紙を切るのにカミソリの端の部分しか使わずに捨ててしまうのをなんとか改善できないかと考えていたそうです。
当時の印刷は版下を切るときに両刃カミソリを使っていて、刃の四すみを使っただけで真ん中が綺麗な状態で捨ててたんです。
それで、もったいないと考えていたそうなんですが、路上の靴職人がガラスの破片で靴底を削るのを見て、敗戦後の進駐軍のかじっていた板チョコを思い出し、「ポキポキと折っていくと1枚の刃で何回も新しい刃が使える」と思ったんだそうです。
折れ線入れて折っていったら、もっとつかえるやないか。という発想。単純な発想ですが、1956年に苦労の末、折る刃式カッターナイフの第1号が誕生しました。
会社としてスタートするときには父の兄弟4人集まって、社名を考えたそうです。
そして、岡田商会は「オルファ株式会社」になったんです。
今も事業の基本はカッターナイフです。
カッターナイフに付随するカッターマットとか、そういったものはありますけど、基本的にはカッターナイフ一筋です。

志・理念は何ですか?

強い会社でいつづけることですね。
海外製品や国内でもライバルがいっぱいありますが、強い体質を作ってどこにも負けたくはないですね。
そのために新しい商品の開発には力をいれています。
今の若い人達のカッターナイフに対する意識ってすごく薄いんです。
なぜかっていうと、子どもの時にカッターナイフを触らせてもらえてないんです。
危ないからと排除する気持ちはよく分かります。
実際、僕も自分の子どもが小さい時にカッター持たせて1人で遊ばせませんでしたね。やっぱりこわいから。
でも、子ども達には色んな経験をさせてあげたい。「切る体験」はものを作るのに大切ですし、そういう体験が子どもの夢を広げて行くと思うんです。

そんな意味も含めて新製品を作りました。
2年ぐらい前に博報堂さんとコラボでスタートした企画で、イノベーションプロジェクトって言います。
オルファってそれなりに名前も知られてますが、今の若い人たちは関心ないでしょ。
テレビでコマーシャルしたり、新聞に掲載したって、あんまり興味を示さないんですよ。
この会社こういう面白い会社だとか、こんな変ったことしてる!というのに反応してもらいたいと。
だから、なんか面白いことしましょと。おもしろいもんつくりましょ。
世の中の役に立つもの作りましょ。という話からはじまって。

若い社員ばかり選んで、プロジェクトチーム作って、博報堂のチームと当初は毎週、半日ぐらい使ってアイデア出しからはじまったんです。
その時点では別にカッターナイフとか刃物にこだわる必要はないですよ。と。なんでもいいからと。
世の中にインパクトを与えられる商品を作ろうという企画で、アイデアが100個以上出たんですよ。
それで、そこから絞り込んで行って、「キッター」という新製品になったんです。
「キッター」は従来のカッターでは自由に触ることができなかった人でも、安心して使いこなせる商品です。
おかげさまで、こどもの自己表現力を成長させる安心設計のカッターとして、第27回 日本文具大賞2018の機能部門でグランプリを獲得することができました。(https://www.olfa.co.jp/kitter/

大切にしていることは何ですか?

信用を大切にしています。
一番大事なことだと思います。
信用ってあっという間になくなるので。
ずるいことしない。
嘘はつかない。
約束を破らない。
駆け引きもしません。
素直でいる。もともと、そういう人間なんですよ。
自分がしないからあんまり極端な駆け引きをされるのは嫌いですね。

社長の好きな言葉を教えてください。

確固不動です。
(意志や精神がしっかりして動じないこと。)

オルファ株式会社 代表取締役社長 岡田 真一おかだ しんいち

子ども達には色んな経験をさせてあげたい。「切る体験」はものを作るのに大切ですし、そういう体験が子どもの夢を広げて行くと思うんです。

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